パチ屋店長のお客様応援隊

4円パチンコ1K20回という矛盾

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お客さんとお店の乖離の象徴です。

前にも書きましたが、お客さんがお店のやる気を判断する材料は、

出玉感(見た目)

どんだけ回るか(体感)

です。他にも接客や装飾、景品の充実、屋台とかサービスの押し売りとかいろいろありますが、8割方は上記2つで判断されるでしょう。

その中で「どんだけ回るか」という事について書いてみようかなと思います。

題材にあるように、「1Kで20回以下だと話にならない」とか「1Kで15回とか終わってる」とか、とにかく「1Kで○○回」というワードをネットでよく見ます。

1Kとは知ってのとおり千円の事です。別にこの1Kで○○というのが悪いとかではありません。ただこういう意見を見てよく思うのが、

「いや・・実際そんなに回せないし・・・」

と思う時が多いです。

ちょっと回りくどかったので、以下で分りやすく書いてみましょう。

例えば、大体どこの店でも設置されてるCR海物語in沖縄3HMEを例に挙げてみます。

この機種の確率などは割愛させてもらいますが、以前も記事に書いたようにパチンコ店は千円で何回転するか?という「千円スタート」では管理していません。

1000発(100発でも可、10000発でも可)打って何回転するかという、いわゆる「スタート」という数値で管理しています。(Sとか有効Sとか呼び方はいろいろですが)

仮定として等価交換とすると、海沖縄3HMEはパチ屋が使うスタートでの理論上分岐スタート(利益が0円)ラインが、5.9回となります。100発打って5.9回転するという事です。(出玉とか確変ベースとかの諸条件で変動はありますが、概ねこんなもんです)

この5.9回という回転数はお店からすれば利益が0円と赤字こそありませんが、まあ結構回してる部類に入ります。ではお客さんは実際にスタート5.9回の台でどのような体感をするのでしょうか?

スタート5.9回転の台は千円で何回転するか?というと、BYを1と仮定して

5.9回転×3個+1個=ベース18.7

千円250玉÷(1-ベース0.187)=307.5030・・・・約307個打つことができます。

100発で5.9回転するので、307発打った場合は5.9回×(307÷100)=18.113回転

という事になり、千円で約18.1回転する事になります。1K18回という事です。

損益分岐が1K20回以上の機種はほぼありません。

上記のように、利益0円ラインでも千円で約18回転となり千円で20回には届きません。ちなみに沖縄3で千円20回以上となるとスタート6.4回となり出玉率が105%超えてきます。お店は大赤字になるので、滅多にお目にかかれません。

このように、現存の機種のほとんどが損益分岐ラインが1K20回以下です。20回以上の機種もあることはありますがそれは置いといて、こんな感じです。

お客さんから1K20回以上を求められても、正直リニューアルくらいしないと回せないレベルとなります。パチンコ店も利益は取りますからね。

お客さんが求める回転数と店が実際に回せる回転数の乖離が、ここ近年拡大しているのは確かです。低価論者の業界人はこの点も重視しているのでしょうね。

この乖離が拡大したのは、いろいろな要因があるのですが、それはまた今度という事で今日はここまで。

 

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おかず

おかず

現役パチンコ店の店長です。無駄に業界歴が長いだけですが、無駄に長いだけあって知識だけは一人前。無駄に長い知識をお伝えできればと思ってます。